黒くて丸くてツヤツヤで可愛い!烏羽玉 亀屋良長
亀屋良長の烏羽玉(うばたま)を紹介します。
烏羽玉は、黒くて丸くてツヤツヤしていて可愛いです。
檜扇(ヒオウギ)の実を思わせる漆黒のお菓子です。
烏羽玉は、1803年の創業より作り続けられている和菓子です。
目次
烏羽玉
烏羽玉は、亀屋良長の登録商標です。
6個入りです。
黒くて丸くてツヤツヤしています。
ちいさくて可愛いです。
香り、酸味、甘みと最もバランスのよい波照間島産の黒糖をつかったこし餡に、寒天とけしの実をかけたものです。
お箸でお皿にのせました。
烏羽玉はやわらかくて、お箸のあとがつきました。
まわりは寒天でコーティングされています。
食べてみると、黒糖とあんこの味がします。
黒糖の甘みが引き立って、とても美味しいです。
檜扇(ヒオウギ)とは
ヒオウギは、山野の草地や海岸に自生する多年草です。
葉は長く扇状に広がり、宮廷人が持つ檜扇に似ていることから命名されたとされています。
花は8月ごろ咲き、直径5~6㎝程度です。
花被弁はオレンジ色で赤い斑点があり放射状に開きます。
種子は4㎜程度で黒く艶があります。
烏羽玉の名前の由来
お茶花の檜扇(ヒオウギ)は、夏に花を開いた後、袋状の実を結びその中には漆黒の種子が入っています。
濡れて光り、見る者を魅了するこの実を「ぬばたま」呼びます。
「黒い」のもっとも古い言葉を「ぬば」、漆黒に濡れた檜扇の実を「ぬばたま」と呼び、万葉の古歌にも歌われた風雅な実です。
烏羽玉は、これが転訛して名付けられました。
亀屋良長は、1803年(享和3年)京都・四条醒ヶ井(さめがい)に創業しました。
お水にもこだわり、良質な水を求めてこの地を選んだそうです。
京都の地下水(醒ヶ井水)を使って和菓子を作っています。
亀屋良長 https://kameya-yosihinaga.com